以下告知です。id:shintakさんのページから勝手にコピペさせてもらいました。このようなタイミングで文学者としてのアクションを起こされた関係者のみなさんに敬意を表します。もちろん行きます。 日本英文学会関東支部ワークショップ原子力と文学 3.11の東…
図書新聞最新号(No. 3011)に、関曠野さんが「計算不可能な原発事故のリスク――原発はテクノロジーの名に値しない極端なアクロバットだ」という文章を寄せている。 三十数年間ずっと恐れていたパニック映画のような悪夢が現実になってしまった。反原発派の一…
以下告知です。 第21回新自由主義研究会 日時:2011年4月17日(日)16:00〜 場所:一橋大学国際研究館5F ゼミ室2 テクスト:Alan Badiou, "The Idea of Communism" 報告者:中山徹 延期していた、「近年のジジェクのコミュニズム論」検証をします。メインの…
『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』(森崎東、1985)を見た人なら、原発で危険に身を曝しながら働かざるを得ない最底辺の下請け労働者たちを他人とは思えないだろうし、各地の原発を渡り歩くそうした労働者たちが或る差別語で呼ばれている…
hope
クレモンティーヌが歌う「上を向いて歩こう」と「天才バカボン」を続けて聴いて泣き笑い。
こういう情報はこのブログで流しても有効ではないのかもしれませんが、念のため。 こちらは、自分の住んでいる地域の「計画停電」の時間帯が郵便番号を入れるだけでわかるサイトです。 こちらは、都道府県別環境放射能水準調査結果です。原発事故に関しては…
今回の原発事故に関する各種報道に接していると、誤解を招く言葉、いたずらに不安を煽る言葉をよく目にする。MITのDr. Josef Oehmen が書いたとされる解説文(邦訳はこちら)がとても参考になったので紹介します。 現場で被爆しながら海水注入を行っているみ…
朝から今までGCS変換作業をやっていて気が狂いそうになっているので、↓を見てなごんでから寝ることにする。
日本映画学会の会報に書評を書きました。こちらで読めますので、よろしかったらどうぞ。コテコテの学術書ではない、広い読者層が想定される本を学術的なメディアで書評する場合にはそれなりの戦略が必要で、今回は著者にかなり同一化、というか転移して書き…
昨日『ザ・タウン』(ベン・アフレック、2010)をTOHOシネマズ六本木ヒルズで。 私にとってアメリカ映画の美点の一つと思えるのは、共同体から離脱した人間が生きていける山や森や川があたりまえのように存在しているところ。この映画の舞台であるボストンの…
昨日は、TAGTASプロジェクト2011の円卓会議4「ブレヒト『処置』から考える」へ。「劇団・錦鯉タッタ」のみなさん(山田零、岩崎健太、藤島かずみ)がブレヒト作『処置』に三つのシーンを加えたものを上演し(演出は山田零さん)、そのあと観客を含めた全員で…
最近よくかけているCDはこれ。 ATAK013 ligne i8u + Tomas Phillipsアーティスト: i8u+トーマス・フィリップ出版社/メーカー: ATAK発売日: 2009/07/15メディア: CD購入: 4人 クリック: 51回この商品を含むブログ (8件) を見る このアルバムをプロデュースし…
最近よくかけているCDはこれ。ATAK013リーンアーティスト: アイ・エイト・ユー,+トマス・フィリップス出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2011/02/01メディア: CD購入: 6人 クリック: 57回この商品を含むブログ (8件) を見るこのアルバムをプロデ…
告知です。TAGTASプロジェクト2011の円卓会議2(1月16日)で、演劇批評家の鴻英良さんと共にソフォクレス作『アンティゴネー』について報告をします。(詳細はこちら)じつは1月9日にもTAGTASフォーラムで『アンティゴネー』についてお話ししたのですが(そ…
今年日本で公開された新作映画のごくごく一部しか見ていないので、以下のベスト5は個人的なメモ程度の意味しかありません。 1.『ゴダール・ソシアリスム』(ジャン=リュック・ゴダール) 2.『トスカーナの贋作』(アッバス・キアロスタミ) 3.『キック・アス…
新刊本を二冊ご紹介します。 まずはこれ。新キーワード辞典作者: トニー・ベネット,ローレンス・グロスバーグ,メギャン・モリス,河野真太郎,秦邦生,大貫隆史出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2011/01/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この…
『ゴダール・ソシアリスム』(J. L. ゴダール、2010)の公開初日に駆けつける。まず驚いたのは、海。ゴダール以外の映画の海と違うのはもちろん、これまでのゴダールの映画のどの海(または湖)とも違っている。まあ、これまでは主に海岸や湖岸から撮った海…
天気がよかったので、今日は久しぶりにママチャリ、という言葉がきらいなので「母さん自転車」に乗っていつものサイクリング・コースを疾走してきた。「せきれいの道」に入ると紅葉がきれいだったのでパチリ。 もともと猫にだけは好かれる傾向にある私だが、…
4日のシンポジウムは無事終了、という報告が今頃になってしまったのは、気を遣う書類書きがあったから(なぜかRWシンポの後もそうだった)。講師のみなさんがそれぞれの持ち味を出して奮闘してくださったおかげで、知的刺激に満ちたプロヴォカティヴなシンポ…
今日、胸にプリントのあるTシャツの上にコーデュロイのシャツを着て、コートを羽織って買い物に出かけたところ、Tシャツの感触に違和感があるので、しまった、前後逆に着てしまった、と思ってあわてて確認すると、ちゃんと胸のところにプリントが見えた。ほ…
以下告知です。 日本ワイルド協会 第35回大会 プログラム 日時: 2010年12月 4日 (土) 13:00 - 18:00 場所: 慶應義塾大学 三田キャンパス 研究棟 A-B会議室 〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 司会 追手門学院大学教授 新谷 好 総会 (12:40- 13:00) 開会の…
冬が近づいてくるとなぜか Minnie Riperton を聴きたくなる。で、なんとなく名曲 ‘Inside My Love’ の歌詞をググっていたらとんでもない訳をみつけた(こちら)。たぶん翻訳ソフトに任せたのだろう。あまりに面白い訳詩になっているので、冒頭の4行だけオリ…
死刑をめぐる報道に接するたびに思い出すベンヤミンの言葉。 「犯罪者を殺害することは、倫理的でありうる。だが、それを正当化することは、決して倫理的ではありえない。」
先日、思い立って誕生日の夜中に『オープニング・ナイト』(ジョン・カサヴェテス、1978)を久しぶりにDVDで見た。凄まじいの一言。この映画を見返すたびに(つまりこちらが齢を重ねるにつれて)、ヒロインの舞台女優(ジーナ・ローランズ)の絶望の深さと希…
知ってる人はとっくにご存じでしょうし、興味のない人には意味のないお知らせですが、念のため。 神保町シアターでの特集「小津安二郎の世界」(11月20日〜12月29日)において、現存するすべての劇映画36本が連続上映されます!詳しくはこちらをどうぞ。特に…
せめて劇場で見た映画については感想を書き留めておきたいのだけれど、そのたびにブログを更新する気力も体力もないので、以前やったように(id:hidexi:20080216)見た順番にまとめて備忘録としておきます。 『喜劇 特出しヒモ天国』(森崎東、1975)を何度…
『現代思想』9月号を持って「せせらぎ公園」まで(例によって)自転車で行ってきた。 対立する様々な勢力が拮抗している場合でも、民主主義は〈多〉ではなく〈一〉を前提とする。対立する複数の勢力は、最終的には(投票を含む)議決によって「一つの」決定…
金木犀の甘く切ない香りがどこからともなく窓辺に漂ってくる頃になるといつも、この季節を背景とする小津安二郎の映画、たとえば『彼岸花』、『秋日和』、『秋刀魚の味』といったフィルムをからだ全体で浴びたいという衝動に駆られるのだけれど、ちょうど今…
RWプレセミナーとシンポジウムがダイ成功裏に終わったのも束の間、27日(月)朝に投函しなければならない(かなり気を遣う)書類を完成させるべく、日曜の夜は徹夜。徹夜になってしまったのは、『アニキ・ボボ』(マヌエル・ド・オリヴェイラ、1942)を観る…