デス・ドライヴでGO!

以下お知らせです。この講師とこのコメンテーターですから、面白度も充実度も挑発度も死の欲度もトリプルAに間違いありません。興味をお持ちの向きは、7月4日はぜひくにたちへ。 
と言いながら、私は(ここには書けない諸事情のため)参加できそうになく、申し訳ありません。

日時:7月4日(土)16:00-18:00
場所:一橋大学東キャンパス国際研究館4階大教室
講師:遠藤不比人(成蹊大学
司会及びコメント:中山徹一橋大学

講演題目および内容:
「イギリス・モダニズム文学と精神分析――その間テクスト性の再吟味」
フロイトとウルフとエリオットのテクストが第一次大戦後に――実証的な影響関係をはるかに超えた強度で――共有してしまった「暴力」と「性」をめぐる言語について再考します。たとえば『快感原則の彼岸』(1920)以前にこのメタ心理学を実践してしまったエリオットの「ハムレット」(1919)、フロイト以上にフロイトのエディプス・コムプレックスのクイア的な不/可能性を言語化してしまったウルフの『灯台へ』(1927)・・・いま私たちはこういった強烈かつ濃密な間テクスト性をどう読むべきでしょうか?というような問いを「戦争」論といった脈絡でも問うてみたいと思っています。