溝口健二監督『祇園囃子』(1953年)をDVDで。今はなき「並木座」で初めて観て以来だから、十数年ぶりだ。 「この程度のものならいつでも撮れる」とでも言いたげな、溝口監督の(弛緩とは無縁の)余裕がフィルムに滲み出ている。だがこうした安定感は、冷酷…
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