音−映像の民主主義

ブログを更新している場合ではないのだが、今日の午前中に見た『シルビアのいる街で』(ホセ・ルイス・ゲリン、2007)があまりにも素晴らしかったので、「今日これを見たのだ」という事実だけここに記録しておきたい。この映画をかなり無理して見に行ったわけは、アンテナに入っていただいている Some Came Running さんの関連エントリーをごらんになればわかります。あのヴィクトル・エリセ監督が「見て!」とわざわざ蓮實氏にメールを送ってきたことを知ってしまった以上、(くやしいけど)見ないわけにはいかないじゃないか。 
まだ映画は死んではいない、映画史はまだ更新され続けている、そんなふうに思わせる奇蹟の85分だった。