『無能な者たちの共同体』
ついに未来社から出るようだ、田崎氏の本。未来社のホームページにある近刊情報を下にコピペしておきます。
田崎さんの単著としては、青弓社の『夢の労働 労働の夢』、河出の『セックスなんて こわくない』、岩波の「思考のフロンティア」シリーズの中の『ジェンダー/セクシュアリティ』に続いて4冊目ということになるが、「本当に出るんですね」と確認したくなるほど待ちに待たれていた一冊だ。刊行されたら、私にとって今年最大の、いや近年最大の収穫になるだろう。楽しみ。(写真は田崎氏の著書と直接の関係はありません。)
田崎英明 著『無能な者たちの共同体』
判型:四六判上製、予定頁数:280頁、ISBN:4-624-01177-5、予定価格:2,800(税抜)
【12月刊行予定】 政治の哲学は可能か? 役に立たぬもの、力をそがれたもの、無能な者たち──そこからこそ「政治」の可能性は始まる。20世紀の災厄をこえ、いまなお対立・衝突・反目の続く世界のなかで、いかに「共同体」を思考しうるのか? プラトン、アリストテレスのギリシア時代から、ベンヤミン、ハイデガー、アーレント、フーコーらの20世紀思想まで、言語・政治・生の哲学を問う。ランシエールとアガンベンの同時代の思考がここにある。★『未来』誌上にて1996年から2001年まで、世紀を越えて掲載された同題の連載に、新章を加筆。さらに文献案内も附録に。【13桁ISBN】978-4-624-01177-2