マイフォト

自然過程

5日間でこう変わった。でも死期が近づくと、空はかえって青く澄んでくるらしい。

観想

言葉の繁みを透過した淡い光が、気難しいモナドの窓に映っていた。その内側へはけっして入れない。

冬の夜

報われた歩行と報われない歩行とが重なり合うとき、鈴の音のように冷たい光の世界が凝視する先に、影は立ちどまる。

昨日のケータイ写真

今日の2枚

ケータイ写真家(志望) 

この季節、光や影や葉っぱが面白い。道を歩いていても飽きない。人目をはばかりながらも、思わず携帯のシャッターを押してしまう。盗撮紳士と間違われないように気をつけよう。

秋晴れの日

午前の「晴れやかな地下鉄道」の座席に腰かけ、ル・クレジオの『砂漠』を読んでいる女子高生がいた。ここに書き留めておかなければ、暗い海流に乗ってもうひとつの海を永遠に循環し続ける、どうでもいい記憶の木屑。 夕方、窓の開かない帰りの電車で、「浅い…