上映のお知らせ 


知ってる人はとっくにご存じでしょうし、興味のない人には意味のないお知らせですが、念のため。 
神保町シアターでの特集「小津安二郎の世界」(11月20日〜12月29日)において、現存するすべての劇映画36本が連続上映されます!詳しくはこちらをどうぞ。特に初期のサイレントは、映画館の暗闇のなかで見るとまた格別です。
第11回東京フィルメックス(11月20日〜11月28日)がなんだか大変なことになっている(こちら)。アピチャッポン・ウィーラセタクンジャ・ジャンクーキアロスタミアモス・ギタイ、そして日本からは濱口竜介塚本晋也是枝裕和らの新作が上映されるだけでもうれしいのに、『鉄西区』などのドキュメンタリーで知られるワン・ビン王兵)の長編映画が見られるなんて!一昨年のTIFFで上映されたオムニバス映画『世界の現状』におけるワン・ビンの短編(フィクション)がものすごかったので、これはもう駆けつけるしかない。(『世界の現状』といえば、先日TIFFで見た瀬田なつきの新作は、最悪の意味で「日本の現状」を反映しているように思えてがっかりした。来年1月に一般公開されるそうなのであんまり悪口は言いませんけど。前作の『あとのまつり』も?だったし、だんだんと瀬田監督が私にとって無縁の存在になっていくようで寂しい。) 
最後に、日本公開が待ち遠しいイーストウッドの新作 Hereafter についてはこちらをどうぞ。
肝心なことを忘れていました。アテネでの特集「ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2009」。ストローブ=ユイレの特集を間欠的に組んでくれるアテネ・フランセ文化センターには本当に感謝してます。