「接吻療法」はさすがに・・・

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〈死の欲動〉と現代思想

〈死の欲動〉と現代思想

わかりやすい訳文はもちろんのこと、クリムトの作品二つを用いた美しくも不穏な表紙、巻末の〈文献〉における邦訳情報(これって調べるの結構面倒なのですよね)なども含めて、とても丁寧で誠実なお仕事です。それで中身はというと、まだ139頁までしか読んでないのですが、これがじつに面白い。特に〈死の欲動〉をめぐるフェレンツィフロイトの関係をめぐる記述など、私のような門外漢にはとてもインフォーマティヴ。(しかしフェレンツィって不思議な人だなぁ。)これから先を読むのが楽しみです。