定期刊行物

関曠野「原発はテクノロジーの名に値しない極端なアクロバットだ」

図書新聞最新号(No. 3011)に、関曠野さんが「計算不可能な原発事故のリスク――原発はテクノロジーの名に値しない極端なアクロバットだ」という文章を寄せている。 三十数年間ずっと恐れていたパニック映画のような悪夢が現実になってしまった。反原発派の一…

いっしょにいるカモ 

『現代思想』9月号を持って「せせらぎ公園」まで(例によって)自転車で行ってきた。 対立する様々な勢力が拮抗している場合でも、民主主義は〈多〉ではなく〈一〉を前提とする。対立する複数の勢力は、最終的には(投票を含む)議決によって「一つの」決定…

ソドムとBI 

訳者の kark さんよりご恵贈いただきました。どうもありがとうございます。 ソドム―法哲学への銘 (暴力論叢書 5)作者: ルイサラ‐モランス,馬場智一,柿並良佑,渡名喜庸哲出版社/メーカー: 月曜社発売日: 2010/05/24メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を…

「批評的アクションをめぐって」 

ついに出ました。『レイモンド・ウィリアムズ研究』第1号。私はポール・ド・マン論を寄稿しています。 同人誌だが、300円くらいなら買ってくれる人もいるのじゃないか、これ。Book1st とかの棚に勝手に10冊ほどおいてきてしまおうか。あるいは出版社の無料PR…

「ショット/切り返しショット」のオルタナティヴ 

話題としてはやや古くなるが、ショット/切り返しショットをめぐる刺激的な批評文が奇しくも連続して発表された。廣瀬純「ショット/切り返しショット、ゴダール/レヴィナス」(『nobody』29 2009: 102-119)と、山城むつみ「ドストエフスキー『未成年』の切り…

記号と女 

昨日は近所の図書館で、読むのを怒慢、いや我慢していたいろいろな雑誌をまったり読もうと思っていたのだが、寝坊してしまい、アテネの特集「ストローブ=ユイレの軌跡」に行く時間が迫っていたので、読みたいところだけ大急ぎでコピーしてきた。それらのコ…

音楽のカッティング・エッジ

Inter Communication (インターコミュニケーション) 2008年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: エヌ・ティ・ティ出版発売日: 2008/02/27メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (20件) を見る私が90年代後半から、オヴァル以後のいわゆる…